源泉徴収税を控除されて売上が入ってくる場合の確定申告

税理士や弁護士もそうですが個人で活動するデザイナーさんや保険外交員の方々等、売上から源泉所得税が控除されて入金されてくるケースは結構多いですね。

こういった場合によく質問を受けます。

①売上は源泉所得税控除前なのか控除後の金額なのか?

②源泉所得税は還付されると聞くけどどうやって戻ってくるのか?

①について

売上はあくまで総額=源泉所得税控除前の金額です。

売上=あなたが得意先に請求した金額と考えてよいでしょう。

そのうち90%ぐらいは客先から直接入金、10%程度は一旦国に預ってもらってるという状態です。

経費額にもよりますが、これが確定申告においてあなたに還付される原資になります。

 

②について

源泉所得税の還付=一旦国に預ってもらっている源泉所得税額が存在する場合にのみ生じる現象です。

売上の一部を控除されていないような個人事業主では起こり得ない話です。

そもそも確定申告とは、その1年間の所得を確定させるものです。もっというと、1年間の所得税の額を確定させるために所得を確定させるのです。

つまり売上から経費を引いて出てくる所得に対して所得税率を乗じて、初めて所得税額が算定されます。

本来であれば、この所得税額を3月15日までに国に納付しなさいとなるわけです。多くの人がそうやって納付しています。

しかし、源泉所得税を控除されているような場合は、既に国に預ってもらっている所得税があります。所得税の前払いみたいな性格です。

 

つまり、確定申告によって決定された所得税額からこの前払いした所得税額を控除して所得税を納付することになるわけです。

そして、多くの場合には前払いした源泉所得税額の方が大きくなるんです。

つまり、確定申告のときに納付するのではなくて、ここで初めて還付の概念が出てくるということになります。

既に払った額が最終決定された額より多かった、だから戻ってきた、そういうことですね。

 

これはおそらく確定申告をしない個人事業主が多く存在するために策定された法律と思われます。

そうなんです、源泉所得税を控除されているような方は、確定申告しないと損するというケースが多々あります。これに対して、国は何もいいませんからね。

だから、確定申告する場合には、きちっと第一表において、源泉徴収された所得税額の金額を忘れずに記載しましょうね。

 

 

 

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ